沖縄のおおらかなムードに心癒される毎日。
-沖縄での生活はいかがですか?
武智:自宅の近くに海も公園もあるので、育児にはもってこいの環境ですね。さらに沖縄の人たちのおおらかで優しい人柄にたくさん助けられています。息子たちが大騒ぎしても、みんな「子どもはこういうもの」と受け止めて、自分の子どもや孫のように分け隔てなく可愛がってくれる。なんだか親の方がのびのびとしています(笑)。
-とはいえ、毎日かなり慌ただしいのでは?
武智:はい、毎日、びっくりするぐらい時間が早く過ぎていきます(笑)。平日は朝6時半に起床して家事を済ませてから息子たちを保育園へ。その間に仕事に取りかかり、夜は9時に寝かしつけるのですが、結局私も疲れ果てて一緒に寝てしまいます。そんな毎日だから普段は多少汚れても気にならない、動きやすい服装を最優先。今日は可愛いコーディネイトをたくさん着られてうれしいです。
元気をくれるのは鮮度の高いきれい色。
-もともとカラフルなアイテムはお好きですか?
武智:昔から大好きなんです。色から元気をもらうことが多いので、ここぞという日には必ずカラーアイテムを身につけているかも。最近はグリーンやオレンジなど、柑橘を思わせるフレッシュな色が気になっています。今はまだ小さくて服の選択肢が少ないのですが、もうちょっと大きくなったら息子たちにも、カラフルな服を着て欲しいですね。でもママの言う通りに着てくれる時期もあと少しかな(笑)。
たまの息抜きで“心の余裕”をキープ。
-ご出産されてから今年で3年目。息子さんたちも随分大きくなりましたね。
武智:最近は大人と同じものが食べられるようになり、好みや性格の違いも出てくるようになりました。だからこそ、それぞれに合わせた接し方をするように心がけていますが、自分の心に余裕がないと、これがなかなか難しいんですよね。
-“心の余裕”を保つために意識していることはありますか?
武智:私の場合、仕事で外に出ることが、ちょうどいいガス抜きになっていると思います。仕事で東京に行くことがあるので、そのときは自分のメンテナンスをしたり、普段は会えない友人とおいしいご飯を食べたり。しっかりリフレッシュすると、穏やかな気持ちでまた育児に向き合える気がします。
ささやかだけど愛おしい日常が一番の幸せ
-お子さんたちと過ごす中で、武智さんを一番“楽しい”気持ちにしてくれるのはどんな瞬間ですか?
武智:駄々をこねていても鼻水を垂らして泣いていても、もうすべての瞬間が可愛くてたまりません。私は子供を授かるまでにかなり苦労したということもあり、こんな何気ない一瞬一瞬を宝物のように感じるんです。だから正直、何か特別なことをしなくても、息子たちが元気に成長している姿を見ているだけで、これ以上のものはないぐらい楽しくて幸せ。ささやかだけれど愛おしい、家族との時間は人生のご褒美だと思っています。これから先、息子たちがもっと大きくなっても、ずっと変わらず大切にしていけたらいいですね。
Photo : Nobuki Kawaharazaki
Styling : Maki Otake
Hair&Make-up: Mami Numata(ilumini.)
Edit&Text : Kumiko Nozaki
Web Direction&Design : BONITO
Develop : GROUND
Direction : Rhino inc.