本格的に春の訪れを感じる季節。
リモートワークも落ち着きオフィスに出勤する機会も増えた昨今、派手になり過ぎず、地味になり過ぎないおしゃれなオフィスカジュアルコーデに注目している人も多いのでは?
そこで20代から40代の大人女性のための、おしゃれな春のオフィスカジュアルコーデをタイプ別にご紹介。ぜひ、自分らしい着こなしを見つけてみてください。
人気イラストレーター辛酸なめ子さんのオフィスコラムイラストもお見逃しなく!
Feminine Style
【30-40代向けフェミニンモードスタイル】
“着るだけでおしゃれ”が叶う嬉しいアイテムドッキングワンピース。相性の良いトップスとボトムスが組み合わさっているデザインのため、忙しい朝、コーデに悩んでしまうような時も安心です。シンプルになりすぎないように、バッグなどの小物で遊び心をプラスして!
Feminine Style
【30-40代の上品レディスタイル】
大人女子の定番トレンチに、トレンドのグロッシーなロンパースの組み合わせ。春らしい上品で軽やかな素材なので、足元は柔らかな色合いのベージュのパンプスでバランスを取って。
Feminine Style
【30-40代のカジュアルフェミニンスタイル】
伸縮性のあるデニムのタイトスカートには、オフィススタイルにぴったりなツイードのブルゾンを。足元を華奢なパンプスにすることで、カジュアルな素材を上品に仕上げてくれます。
Mode Style
【30-40代のモードスタイル】
女性らしい色合いのブラウスとスカートには、あえてビッグサイズのジャケットと真っ白なスニーカー合わせたバランスが今の気分。
Mode Style
【30-40代上品モードコーデ】
胸元がVに大きく開いたワンピースには、長めのタイがポイントのブラウスをインして、女性らしくもきっちりとしたスタイルに。あえて黒ではなく白やブラウンの小物を合わせたバランスが◎
Mode Style
【30-40代の定番モードスタイル】
春のアウターで使いやすいアイテムといえばジャケット。中でも“ノーカラージャケット”は、さまざまなシーンに柔軟に対応してくれる万能アイテム。かっちりしすぎないように、コーディネートのスパイスとしてスカーフなどの小物をチョイス!
Casual Style
【30-40代のラフスタイル】
メンズライクなブルーのストライプシャツとブラックワンピの最強コーデ。大きめのピンクのトートバッグで、メンズライクなコーデに女性らしさもプラスして。黒縁メガネなどの小物も好相性です!
Casual Style
【30-40代のこだわりシンプルスタイル】
シンプルで春らしいボトムスとメタルボタンカーデには、今年第注目のシルバーの小物を合わせて、シンプルなコーデに大人の遊び心をプラスして。
Casual Style
【30-40代の大人カジュアルコーデ】
ワイドなパンツとベージュコートには、あえて真っ青な色味のブルーのトップスをイン。足元は白スニーカーにして、上品になりすぎないバランスを。
Feminine Style
【20-30代のフェミニンスタイル】
定番人気の女性らしいワンピース。ウエストのリボンで、スタイルアップも叶います。
Feminine Style
【20-30代のフェミニンリボンコーデ】
上品な色味のコーデにまとめることで、首元のリボンが甘くなりすぎず上品に仕上がるこの春おすすめのスタイル。小さめのショルダーバッグをコーデのポイントに。
Feminine Style
【20-30代上品パールコーデ】
首元のパールが上品なブラウスは、ネイビーにすることで上品さと賢さの両方を演出。小物は薄めの同系色でまとめることで、よりパールの輝きが引き立ちます。
Mode Style
【20-30代のナチュラルモードスタイル】
ボタンを閉めても開けても両方の着こなしを楽しめるジレワンピース。ジレの開け方でブラウスのリボンの結び方も変えることで、色々なスタイルの変化を楽しめます。
Mode Style
【20-30代のモードスタイル】
全身をネイビーでまとめたスタイル。シンプルになりすぎないようブラウスをインしてボトムスのサイドベルトを見せたり、ブラウスのリボンの変化でコーデにポイントを。小物をきれいな春カラーにすると、重くなりすぎず春らしいスタイルに。
Mode Style
【20-30代の上品モードコーデ】
定番のジャケット&ブラウス&パンツのスタイル。普通になりすぎないよう、ブラウスのパールで上品さもプラスして。
Casual Style
【20-30代の大大人カッジュアルコーデ】
シンプルなブラックのジレワンピースには、首元のパールがポイントのブラウスをイン。小物をブラックに統一することで、シンプルカジュアルにまとめながら、首元のパールで女性らしさも演出できます。
Casual Style
【20-30代のカジュアルスタイル】
ツィード素材のパフボリュームのトップスとワイドパンツの組み合わせ。ツイードで上品さを入れつつも、足元のスニーカーとリュックサックでカジュアルオフィスコーデの完成です。
Casual Style
【20-30代の大人カジュアルコーデ】
きちんとした印象のロンパースには、春らしい柔らかな色味のジャケットを合わせて。
足元を明るい色味にすることで春らしい軽やかな印象を作りつつ、リュックサックで自転車もOKな上品カジュアルスタイルに。
#辛酸なめ子のイラストコラム
これまでリモートワークだったところも、今年はリアル出社に切り替えつつあるようで、オフィス用ファッションの需要が高まっています。リモートでは上半身だけちゃんと着替えて下半身は部屋着、という人も多かったようですが……。
やはりだらけた格好よりも、適度にカッチリした服装の方が仕事の志気もアップします。
今回イラストに取り上げさせていただいたのは、きちんと感と遊び心が絶妙なバランスで共存しているアイテムです。実際はどんなオフィスコーデが主流なのか、平日のお昼頃に丸の内に見に行ってみました。
男性のファッションは年齢によって変わってきます。50、60代は、くたびれている系か、シュッとしている系かに二極化していました。やたら細身のスーツの50代半ばのビジネスマン2人組が「若い世代との競争をどう勝ち抜くか……」などと話しているのが聞こえてきました。20代〜30代の若い男性は、こなれ感を重視したラフなファッション(ニットにジャケット、スニーカーなど)が多かったです。40代はスーツ率が高いような……。
女性のオフィスコーデは、きれいめだけど男性より自由度が高いです。一緒にランチに出かけている仲が良い同僚とは、ファッションのテイストが似ていて、シンクロしている傾向が見られました。3人ともパンツ姿だったり、2人して白いストールを巻いていたり、パールのネックレスがかぶっていたり……。
オフィスコーデなのでトップスが原色でもボトムスは黒でカッチリ感を出している人も多いです。カフェでは、いかにも仕事ができそうな金融会社のOLさんが後輩の男性にアドバイスしていました。その女性は黒いワンピに白いツイードのジャケット姿で上質感が漂っていました。
上質なオフィスコーデはメンタルに影響を与え、仕事のモチベーションや集中力も高まりそうです。それにしても気になったのは、丸の内を歩くビジネスマンやビジネスウーマンが、5人に1人くらいの割合で、体の前で腕を組んでいたこと。単に肌寒いからかもしれませんが、「腕組み」をする人の心理は「自分を誇示したい」「相手を警戒している」という意味があるそうです。本社が集まる丸の内で、生き馬の目を抜く世界で働いているエリートだからでしょうか……。
仕事はハードでも、お気に入りのオフィスコーデなら、ポジティブに乗り切れそうです。
漫画家、コラムニスト。埼玉県出身、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。アイドル観察からスピリチュアルまで幅広く取材し、執筆。『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』(祥伝社文庫)、『大人のマナー術』(光文社新書)、『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)、『妙齢美容修業』(講談社文庫)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)、『辛酸なめ子の独断!流行大全』(中公新書ラクレ)など。
X(Twitter)は@godblessnameko
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