「今」と「未来」。2つの視点で自分フィットが見つかる!
2023.04.06
不要なものを手放して、自分らしいクローゼットに整えたい。自分フィットなアイテムって何だろう? そんなときに試してみたい方法をご紹介します。
こんにちは、エディターの昼田祥子です。私がクローゼットの片付けに着手した当初は「この服はいるか・いらないか」と一着ずつ自問しながら進めていました。ある程度までは進むんです。でも、判断基準が曖昧だから「この服はまだ使えそう」となると、一向に洋服が減らない・・・。「いる・いらない」のようなフィーリングで判断するのとは別の基準が必要だと思ったんです。そこで取り入れた方法を今日はご紹介したいと思います。
ポイントは「今」と「ちょっと先の未来」の自分をしっかり捉えること。
この基準を取り入れてから、クローゼットの整理が一気に進んだのは言うまでもなく、おしゃれの軸までもビシッと定まりました。心地よいクローゼットであるために、一生使えるテクニックです。
ぜひ試してみてくださいね。
POINT01
今、あなたはどうありたいですか?
一着ずつ向き合いながら、これいる?いらない?とやる方法が「ミクロの視点」だとしたら、もっと大きく俯瞰で捉えていく「マクロの視点」も必要です。それが「今あなたはどうありたいか」です。どんなライフスタイルを送っていて、何を大事にして、どんなふうに洋服と付き合っていきたいのか。
改めて考えてみる機会を作ってみましょう!
以下の4つの項目で考えてみるのがおすすめです。
①仕事とオフそれぞれどういうおしゃれをしていたい?
例)仕事は数コーデを制服化して、オフは好きな服を思いっきり楽しみたい
②お金をかけてもいいところとそうでないところは何?
例)仕事のジャケットだけはお金をかけて、いいものを長く愛用したい
③コーディネイトに時間をかけてもいいところとそうでないところは何?
例)仕事服は選ぶ時間を極力減らし、オフはコーデを考える時間も楽しみたい
④ケアの手間をかけてもいいところとそうでないところは何?
例)平日着るものは自宅で洗える服だけに絞りたい
ここで導き出した「ありたい自分」こそが”マイスタイル”なんです。自分軸とも言えます。ひとり一人違っていて当たり前ですし、働き方や環境が変化すればマイスタイルも変わり、クローゼットの中身も変わっていくでしょう。これから変わっていくとしても、まずは決める。その覚悟が必要です。
「ありたい自分」を基準にし、クローゼットを見直してみると「いる服・いらない服」が分かります。
例えば、私の場合。とにかく平日はラクする私でありたいから、選ぶ手間を減らすためにボトムスはパンツ3本に絞りました。そのうち2本は洗濯機洗いができて、ケアも着心地もラクなパンツに決めました。
※他本人私物
該当しないものは持っておく必要のない服になりますよね。買い足すときの基準にもなるので、迷うことがなくなりました。
大きな視点の「ありたい自分」から「必要な服」を見極めていくのがポイントです。
ちょっと先の未来、
あなたはどうなりたいですか?
洋服のことは一旦忘れて、「ちょっと先の私はどうなっていたいか」を考えてみてください。3ヶ月後、1年後、3年後などイメージできる未来でOKです。難しい場合は、憧れの人を思い浮かべてみたり、雑誌や画像サイトなどでいいなと思うものを探してみるのもいいですね。
例えば、
・〇〇さんのようなおしゃれができる人になりたい
・責任ある仕事を任されて、お給料をアップさせたい
・素敵なパートナーと出会って充実した休日を過ごしていたい
・趣味で副業して、今よりワクワクして暮らしたい
・メリハリを作りながらきれいに痩せたい
次は、その「なりたい自分」をインストールして、すでにそうなった感覚を味わいます。そのままクローゼットを見直してみると、今は着られるかもしれないけれど未来の私はこの服を着ないだろうな、という洋服が見えてきます。
こんなふうに「未来のなりたい自分」を基準にして洋服の取捨選択をしてみると、クローゼットがより自分らしくなってきます。
着なくなった洋服は
次につなげよう!
不要になった洋服は、リサイクルやリユースで次につなげるように意識したいですよね。フリマサイトに出品したり、宅配買取サービスのような手軽にできるものもあります。ブランドの回収サービスも上手に利用してみましょう。
ロペピクニックでは対象ブランドの回収プロジェクトを実施中です。
※予告なく終了する場合がございます。
<対象ブランド>
・ロペピクニック
・ロペピクニック パサージュ
・ロペピクニック キッズ
・ロペピクニック アール
ご紹介した「ありたい自分」と「なりたい自分」という2つの基準は、あなただけのもの。ぜひこの春は、自分フィットなクローゼットを手に入れてくださいね。
昼田祥子
ファッションエディター歴21年。2016年に大規模なクローゼットの片付けに着手し、1000枚近く
あった洋服がわずか20枚に。洋服好きだからこそ捨てられない葛藤を経験し、「おしゃれとは自分が心地よくあること」と気づく。また「手放す生き方」はモノにはじまりライフスタイル、心やマインドへと広がり、2023年からは瞑想インストラクターとしても活動中。
Instagram:
@hiru.1010
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