頑張らないほどうまくいく！着る・着ない服の見分け方

はじめまして。ファッションエディターの昼田祥子です。
大量の洋服を持っていた私が大規模な片付けに着手したのは2016年のこと。モノが手放せない 自分と向き合うことでたくさんの「気づき」を手にし、おしゃれのあり方も考え方もガラリと変わりました。
煩わしさを感じていたクローゼットは、今では見るだけでご機嫌になれるパワースポットに。
そんな私の経験がみなさんの毎日に少しでもヒントになりましたら嬉しいです。
今回のテーマは、洋服の減らし方について。着ない服を手放しながらも、自分の強みや才能を発見できたり、自分らしいおしゃれの土台を整えることができるとしたら!? ちょっとワクワクしますよね！
私が実際にやった５STEPをご紹介します。

STEP01
気負わずに。クローゼットを眺めることからスタートしよう

まずは少し時間をとって、クローゼット全体を眺めてみてください。
どんな状態で、どんなことを感じているのか把握してみます。
「服選びに毎朝迷うけれど、けっこう服を持っているなぁ」とか「引き出しの中がもっとすっきりしていたらいいのに」など、まずは素直に受け止めてみてください。

ここからがポイント。
現状のクローゼットが不満だとしたら、どんな感情を味わいたいですか？
私の場合は、枚数ではなくて、クローゼットに対してどんな感情でいたいかを毎回ゴールにしていました。
たとえば、「今よりすっきりした気分を味わいたい」、「今よりも好きと思いたい」、「見ていて楽しくなりたい」など、自分がどんな気分でいられたら最高か想像してみましょう。
理想のクローゼットの画像を探してみるのもいいですね！
クローゼットは100％自由な場所です。誰の目も気にする必要のない、自分の手で変えていける場所。毎朝見るからこそ、ポジティブな感情になれたら１日のスタートも変わってきますよ。

STEP02
数の多い、似たような服をチェックしよう！

持っている数が多いアイテムをピックアップしてみましょう。

・ボトムスなら何が多い？
・トップスなら何が多い？

多いアイテムこそ、実は ”自分の強み” 。選んだことも着こなしたことも多い、つまり経験値が高く、自分にフィットする感覚が育っています。
私の場合シャツとパンツがそう。「私が自信を持って着られるアイテム！」と捉えて、無理に数を減らしませんでした。
逆に一枚しか持っていないようなアイテムこそ、自分にフィットしづらいアイテムかもしれません。
思い切って手放すならこちら。そのぶん自分の強みや得意なアイテムに力を注ぐことができます。

STEP03
服にまつわるイライラをピックアップしよう！

洋服を着替えるときにイライラしていることはありますか？
「着る服に迷う」「着たい服にアイロンがかかっていなかった」など、実はイラッとポイントこそ ”自分らしさの軸” があります。
たとえば、私は靴選びに迷って決まらないとイライラしてしまう。そこで迷わなくていいよう、靴とボトムスのセットを作ってみたらプチストレスが見事に解消！
毎朝がとても快適になりました。

着る服に迷うのであれば、７日分のコーディネイトを作って準備しておく。
アイロンがけが面倒であれば、平日はアイロンがけしなくていい服だけでコーディネイトする。
こんな感じで自分がラクになるように、自分自身にフィットさせていくようにマイルールを作ると、いる服・いらない服の取捨選択も見えてきます。

STEP04
好きな服の好きなところを書き出してみよう！

お気に入りの服の好きなところは何でしょうか。デザインや色、素材感、シルエットなどが自分に とってどういいのかをみていきます。

・このパンツのウエストがすっきり見えるところ
・このジャケットのシワになりにくいところ
・このニットの顔がきれいに見える色合い

これこそが服において自分が大事にしていること。
服選びで譲れないこと、とも言えます。たとえば私の場合は、ミラノリブニットのきれいめに見えるところや、毛玉になりにくくケアがラクなところが好き。
つまり私がニット選びで譲れないのは、きれいめ感とイージーケアということが分かります。

自分が大事にしていることが分かれば、洋服を残すかどうか迷ったときの指標になりますし、買い物の失敗も減りますよ。

STEP05
手放すときは「回す」意識で

リユースやリサイクルで次につなげていく、と捉えてみると手放しやすくなります。
フリマアプリやリユースショップで売ってみたり、最近では回収サービスを展開しているブランドも増えましたので利用してみてくださいね。
ロペピクニックでは対象ブランドの回収プロジェクトを実施中です。
※予告なく終了する場合がございます。

<対象ブランド>
・ロペピクニック
・ロペピクニック パサージュ
・ロペピクニック キッズ
・ロペピクニック アール

クローゼットの片付けをすることで、最初に目指した感情に少しでも近づけたなら大成功！前に進めた自分を褒めることも忘れずに。
新しい季節の始まりに、ぜひ自分にフィットするワードローブを手に入れてくださいね。

昼田祥子

ファッションエディター歴21年。2016年に大規模なクローゼットの片付けに着手し、1000枚近く あった洋服がわずか20枚に。洋服好きだからこそ捨てられない葛藤を経験し、「おしゃれとは自分が心地よくあること」と気づく。また「手放す生き方」はモノにはじまりライフスタイル、心やマインドへと広がり、2023年からは瞑想インストラクターとしても活動中。

Instagram: @hiru.1010

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