
VOICE of ROPÉ -R『ロペ アール』Sea Blue Pearl-
2023.04.21
ROPÉの頭文字を冠したジュエリーシリーズR『ロペ アール』より、愛媛県宇和海で採れるアコヤ真珠の「Sea Blue Pearl」シリーズが登場します。

「Sea Blue Pearl」
ROPÉ(ロぺ)のブランド名は南仏コートダジュールの『 ST.ROPEZ (サントロペ) 』 に由来しています。 そこからインスパイアされ誕生したコレクションが「Sea Blue Pearl」です。美しい海のブルーと水面に反射する光を思わせるシルバーを掛け合わせた今回のコレクションは、盛夏のカジュアルスタイリングにも使っていただける繊細なデザインに仕上げました。有機的なバロックフォルムと上品なナチュラルブルーの唯一無二のジュエリーです。今回は日本の優れた真珠養殖技術と、中でも日本一の出荷量とのいわれるアコヤ真珠の産地、愛媛県宇和島市「宇和海真珠」の皆様にお話しを伺いました。

産地「愛媛県 宇和海」ついて
宇和海の特徴は、山に囲まれて入り組んだリアス式海岸で、波がおだやかなところと水温が温かいところ。水温は高すぎても低すぎても、潮の流れが激しいところでもアコヤ貝は生きられません。本当は川があるところが一番良くて、水が流れてそこが培養になってプランクトンが発生します。宇和海のあたりは川はありませんが、沖の海底の地形などの影響でプランクトンが発生します。プランクトンで海の色は変わり、透きとおった海はダメ。海の色が青く、濃いところが真珠の養殖に適していて、にごった海でないといい真珠はできません。

私たち「宇和海真珠」の特徴は、養殖場から直接買い付けることができるところです。たとえばAの養殖場さんがテリが強い真珠が得意で、Bの養殖場さんは丸いものが得意だったら、それぞれから買い付けることができます。直接、養殖場と取り引きをして、宇和島のいいとこ取りできるところが強みです。宇和島だけでなく、いろんなところの良い真珠を選んでいます。御社の企画もそうですが、アパレル企業とはバロックパール※の企画をやることが多く、こちらから提案することもあります。
※バロックパール:まん丸でなく、湾曲したりデコボコした形状の真珠のこと。

ブルーパールとは?
真珠層と真珠核の中に有機物が入ることによって、美しいブルーグレーのような真珠の色が生まれます。宇和海の特徴ある地形を生かした環境の中で、プランクトンを栄養として育ったこの天然の色味が最大の魅力。不純物除去以外は、無漂白、無着色のものがより天然に近いものです。真珠の中では、真円に限りなく近いものが価値が高いと言われますが、バロックやセミバロックの真珠は、それぞれにゆがみや凹凸があったり、大小もさまざま。ひとつひとつ、ほかにない唯一の個性を楽しむことができます。

サステナブルな宝石「真珠」
我々の会社だけが手がけているということではありませんが、真珠業界全体が基本的にはSDG’sに即していると思います。真珠が育った貝殻がボタンになったり、貝柱は食用として食べられます。真珠自体も、できそこないの形になったとしても、研磨して核に戻せばまた真珠が生成されます。核を作る会社もあるんですよ。
