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【bonjour records recommend】#26

2026.10.18

bonjour recordsによるMUSICレコメンドTOP5

ジャンル、国籍を問わず良いものをセレクトし発信するbonjour recordsより、レコードからレコメンド商品を選定。

レコードカテゴリーは新譜・旧譜問わずリイシュー盤まで、幅広い品揃えの中からおすすめの一枚をTOP5形式でご紹介。

MUSIC

👑 No.1
Thee Sinseers
Love Stories
¥5,610(税込)


イーストLA出身のチカーノソウルバンドThee Sinseers(ジー・シンシアーズ)の2枚目のフルアルバム。

世界中のチカーノソウルファンから支持と注目を集める彼らによる今作、アンサンブルを重視し編成の整理を行い、より土着的な楽器編成にも力を入れ、コントラバス、温かみのある60年代風のトーンを出すギター、柔らかいホーン、遅めのテンポに甘いコーラスが絡み合う。また、内容としても整然としたラブストーリーではなく、あらゆる側面の愛のビジョンを提示しているという。恋愛関係の浮き沈みを描きながら、家族関係、複雑な問題、未解決の問題まで含めたストーリーが、感情的な率直さを以てアルバム全体に貫かれている。メンバーが11人によりアルバム全体が「一つの絵画」となるように集団的アプローチが結実した傑作。

👑 No.2
Frankie Rose
HILA
¥6,050(税込)


アメリカのミュージシャン、SSW、Vivian Girls(ヴィヴィアン・ガールズ)、Dum Dum Girls(ダム・ダム・ガールズ)などのオリジナルメンバーとして知られるFrankie Rose(フランキー・ローズ)による約3年ぶりとなるアルバム。

今作は彼女がこれまでに培ってきたドリームポップ、シンセポップをさらに深化させた作品となっており、従来の80年代ニューウェーブやシューゲイザーからの影響はそのままに、よりダークで内省的な空気感が全編を包む。セルフプロデュースを軸に制作され、サックスや生ドラムなどの有機的な音色も取り入れられ、サウンドにさらに奥行きが増している。透明感がありながらも幾重にも重なるシンセとギターの残響が幻想的な景色を描き出すサウンドスケープに、彼女の抑え気味なヴォーカルが合わさり、楽曲の余韻を演出。神秘的なサウンドと美しいメロディが共存し、彼女のキャリアの中でもとりわけ探求的でエモーショナルな作品となっている。

👑 No.3
Emily A. Sprague
Cyano
¥6,050(税込)


ニューヨーク州キャッツキル周辺を拠点にするシンセサイザー奏者・作曲家、インディーフォークバンドFlorist(フローリスト)のメンバーであるEmily A. Sprague(エミリー・A・スプラグ)による5作目のソロアルバム。

今作は初めて彼女自身がリードヴォーカルを務め、これまでのインストゥルメンタル中心であったソロ作とはムードを変えており、従来のソロ作品とFloristでのソングライティングを融合させたような内容となる。表現力と感情的な繋がりという能力を再構築しようとする住人たちが暮らす架空の惑星、というテーマを据え、自己、他者、生態系、そして遠い領域における生命について問いかける。モジュラーシンセサイザーと声の直感的な使用を通して、遠い惑星から微かに語り掛けられるような、親密さとディスタンスが同居している。

👑 No.4
Angine De Poitrine
Vol. II
¥7,920(税込)


カナダ・ケベック出身の覆面バンド、Angine de Poitrine(アンジーヌ・ドゥ・ポワトリーヌ)の2026年リリースセカンドアルバム。

2026年のフジロックフェスティバルに出演で話題の彼ら、アシッドテクノ、ディスコ、ロックをルーツとし、自身で「Mantra-Rock Dada Pythago-Cubiste」と称し、微分音ギター、自作楽器、ループステーション、不規則拍子を駆使。複雑な構築ながら独特の旋律とミニマルに反復するリフのスタイルは前作から継承しつつ、Vol.1では実験的なアイデアの提示と初期衝動を前面に出していたが、今作Vol.2ではサウンドプロダクションの劇的な向上、グルーヴとアンサンブルの洗練、コンセプトと楽曲展開のダイナミズムが見られ、完成されたダンス・ライブミュージックへの深化を結実させた。

👑 No.5
Tigerbalm
Bubblegum Discos
¥4,950(税込)


イギリスを拠点とするDJ兼プロデューサーであるRose Robinson(ローズ・ロビンソン)によるTigerbalm(タイガーバーム)の前作より4年ぶりセカンドアルバム。

今作も彼女が得意とするブラジル・南米系ディスコ、アフロビート、ソカ、イタロディスコ、プロトハウス、ラテンパーカッション中心のグルーヴなどをすべてダンスフロアに落とし込み、世界各地の要素を混ぜたグローバルディスコ、バレアリック寄りなNUディスコ作品。これだけ多要素・世界各地の要素をミックスしているのに破綻せず踊らせてくるあたりかなり完成度が高く、一枚通してずっと気持ちがいい。最初から最後までアクション満載で完璧に作り込まれた21世紀のトロピカルディスコ・フュージョンであり彼女の才能をいかんなく発揮した意欲作。