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【bonjour records recommend】#19

2026.09.03

bonjour recordsによるMUSICレコメンドTOP5

ジャンル、国籍を問わず良いものをセレクトし発信するbonjour recordsより、レコードからレコメンド商品を選定。

レコードカテゴリーは新譜・旧譜問わずリイシュー盤まで、幅広い品揃えの中からおすすめの一枚をTOP5形式でご紹介。

MUSIC

👑 No.1
The Strokes
Reality Awaitse
¥7,480(税込)


1999年ニューヨークでJulian Casablancas(ジュリアン・カサブランカス)とNikolai Fraiture(ニコライ・フレイチュア)を中心に結成された5人組ロックバンドThe Strokes(ザ・ストロークス)による通算7枚目のアルバム。

60'sのガレージロックサウンドを彷彿とさせながら都会的で洗練された曲調を特徴とし、2000年代のガレージロックリバイバルの代表格として名を挙げられる彼等。今作ではグラミー賞を受賞した前作『The New Abnormal』と同じくRick Rubin(リック・ルービン)がプロデュースを務め、コスタリカの彼の自宅兼スタジオでレコーディングされた。彼等らしい煌びやかなギターフレーズ、タイトなリズムは健在で、Julian Casablancasの歌声は積極的に使われたオートチューンのアクセントも加わり、鋭い歌詞によりエモーショナルな趣を携えている。

👑 No.2
Vatican Shadow
Reality Awaits
¥4,950(税込)


アメリカの実験音楽家、詩人、マルチメディアアーティストDominick Fernow(ドミニク・ファーナウ)によるプロジェクトVatican Shadow(ヴァチカン・シャドウ)による2020年リリース作品。

テクノのフォーマットを借りて政治と暴力を描くために始めた名義であるVatican Shadowの作品群の中でも高評価な一枚で、石油・中東・帝国・軍事介入といったテーマが説明なく音だけで掲示され、極端にミニマルなサウンドは重く鈍いキック、反復されるシーケンス、金属的なノイズ、圧迫的ともとらえられる音像は止められることのできない構造の中に巻き込まれたかのよう。生々しい緊張感、異常に広い空間使い、タイトルと音の関係性は、聞き手の感情移入を拒み、観測者としての立ち位置を提示する。

👑 No.3
The Worm
Pantilde
¥3,850(税込)


イギリス・コーンウォール出身のパフォーマンスアーティスト、ミュージシャンのAmy Lawrence(エイミー・ローレンス)により主宰される音楽プロジェクトThe Worm(ザ・ワーム)による2025年のアルバム。

今作は架空のケルト風世界の村の日常や風景を口承伝聞のように語り、チェロ、ハープ、リコーダー、パーカッションなどの伝統的なフォーク楽器を主体としたサウンド、オーヴァーダブされたヴォーカルで素朴ながら豊かなハーモニーを生み出し、フォーク的要素をベースに「ズレ」を用いた実験的・即興要素を入れることで牧歌的でありながらも異世界へ誘うような夢幻的なムードを持たせたアヴァンギャルドフォーク作品。

👑 No.4
Orgone
New You
¥6,600(税込)


2001年の結成以来、泥臭くオーガニックなカリフォルニアソウルを鳴らし続け、Pharcyde(ファーサイド)のツアーバンドやオーストラリアでのJames Brown(ジェームス・ブラウン)の前座を務めるなどの実力派9人編成大型ファンクバンドOrgone(オルゴン)の2013年にCDのみでリリースされた「New You」の初LP化。

今作はタイムレスなモダンディープファンク作品で、ディープなポケットとヘビーなグルーヴ、極めてオーセンティックな楽器配置が特徴。太いベース、乾いたドラム、ファンキーなギター、グループコーラスなど職人的でありながら、ヒップホップ以降のループ感覚を持ったバンドでもあることから、彼らが"deep pocket"であることは間違いない。13年経った今、この色褪せない名盤はファンクシーンに改めて刻みたい一枚。

👑 No.5
冥丁
瑪瑙
¥5,940(税込)


国際的評価を集めるエレクトロニックミュージック・アーティスト冥丁(めいてい)による2020年から2023年にかけて発表された三部作『古風』を追伸し辿り着いた最新作『瑪瑙(めのう)』。

“自明でありながらも幽微な存在として漂う日本”の印象を「失日本」と名付け、日本の失われつつある風景や記憶をテーマに、環境音、フィールドレコーディング、アンビエント、電子音響を織り交ぜながら、どこか朧げで幽玄な音世界を描き出す。タイトルは長い時間をかけて層を成し、圧力と沈殿を経て形成される鉱物・瑪瑙の生成過程を音楽的思考の比喩とし、粒子が積み重なり、層をなし、やがてひとつの質感となるように名づけられている。霞がかったようなドローン、遠くから響く環境音、淡く滲む旋律が幾層にも重なり、時間の奥に沈んだ記憶を掘り起こすような幻想的なサウンドスケープを展開。