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【bonjour records recommend 3】#9

2025.10.21

bonjour recordsによるMUSIC/BOOKレコメンドTOP3

ジャンル、国籍を問わず良いものをセレクトし発信するbonjour recordsより、レコード・CD・BOOKからレコメンド商品を選定。

レコード・CDカテゴリーは新譜・旧譜問わずリイシュー盤まで、BOOKカテゴリーは雑誌、写真集、アートブックなど幅広い品揃えの中からおすすめの一枚/一冊をTOP3形式でご紹介。

MUSIC

👑 No.1
Thought Leadership/ソート・リーダーシップ
Ace Of Swords
¥7,920(税込)


イギリス・ストックポートで活動するThought Leadership(ソート・リーダーシップ)。テラスハウスにあるマルチトラックレコーダーで直接録音され、ギターのレイヤー、ペダル、シンセとベース、オーガニックなドラムが前作「III Of Pentacles」よりもさらにサウンドの彩り豊かさを演出。往年のFactory Records、初期4ADへの愛が色濃く現れ、コズミック・バレアリックな浮遊感。

👑 No.2
Aphex Twin/エイフェックス・ツイン
Richard D. James Album
¥4,840(税込)

孤高の天才Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)による、自らの本名を冠し、同名の亡き兄へと捧げられた1996年の作品が日本語帯付きLPにて待望のリイシュー。

自身のMacintoshコンピュータで作曲し、ジャングル、DnBに影響を受けた高速ブレイクビーツ、ドラム・プログラミングが特徴の作品で、キャリア屈指の人気を誇る名曲「Girl/Boy Song」などを収録し、不敵に笑う顔ジャケは誰しもが記憶に残ったであろう大名盤。

👑 No.3
Modeselektor/モードセレクター
DJ-Kicks
¥6,710(税込)

2025年で同シリーズ30周年の節目を飾る、ベルリンを拠点とする老舗名門レーベル!K7の名シリーズ「DJ-Kicks」より、ベルリンのアンダーグラウンドテクノシーンから現れ世界的なDJユニットとして名を馳せるModeselektor(モード・セレクター)による一枚。オリジナル2曲、ツアー中のフィールドレコーディングを含む14曲収録で、IDMやベースミュージックを取り込みながら、ヒップホップ・ブレイクビーツサウンドを根底に感じさせ、ワールドミュージックファンをも取り込む懐の深さが存分に引き出されており、BronsertとSzaryの二人の嗜好の違いがミックスの中で入り混じり、相互作用を引きだしている。

BOOK

👑 No.1
Jamie Morgan Ray Petri/ジェイミー・モーガン,レイ・ペトリ
JAMIE MORGAN: 1985 BUFFALO
¥13,200(税込)


1980年代、ロンドンでRay Petri(レイ・ペトリ)によって牽引された伝説的クリエイティブ集団BUFFALO(バッファロー)。1989年に40歳の若さでこの世を去ったRay Petriと協働で制作を行ったフォトグラファーJamie Morgan(ジェイミー・モーガン)による作品集。装丁はTHE FACE MAGAZINEのアートディレクターを務めたNeville Brody(ネヴィル・ブロディ)、表紙はソングライター、音楽プロデューサーFelix Howard(フェリックス・ハワード)のBUFFALOファミリーである彼らが担っている。ファッション写真、美学、独自のスタイル、センセーショナルな彼らのイデオロギーが結実した年、それがタイトルにもあるように1985年であった。

本書はNick Kamen(ニック・ケイメン)・Barry Kamen(バリー・ケイメン)兄弟、James Lebon(ジェームス・ルボン)、Mitzi Lorenz(ミッツィ・ロレンツ)らなど、まるでファミリーのような関係性を以て各々の個性とスキルを活かしスタイルを確立し、時代のアイコニック的存在になり、恒久的に語り継がれる伝説を創ることとなる、その軌跡を体現する一冊であり、模倣ではなくオリジナルを臆面なく生み出す為のイデオロギーを知る一冊である。

👑 No.2
DB Burkeman/DB・バークマン
CRASH BANG: Pictures from a Punk
¥12,100(税込)


1976年から1982年にかけてのロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスのパンクとニューウェーブの音楽シーンを収めた、大ボリュームの写真集。DB Burkeman(DB・バークマン)はロンドンで16歳で学校を中退し、プロの写真家を目指して奮闘する一方で、彼は薬物依存症にも悩まされていた。治療に奮闘し、いつしか忘れ去られ、彼のベッドサイドの引き出しに置かれたまま40年間も現像されずに放置されていた膨大な35mmフィルムを現像、今まで不世出であった写真たちを現代に呼び起こした。Ramones(ラモーンズ), Sex Pistols(セックス・ピストルズ)に始まり、The Slits(ザ・スリッツ)、The Damned(ザ・ダムド),、Tony James(トニー・ジェームス)、 Iggy Pop(イギー・ポップ)、Siouxsie & The Banshees(スージー・アンド・ザ・バンシーズ)など、70〜80年代を疾走したパンクスたちの群像を蘇らせる。

No.3
Richard Kern/リチャード・カーン
Polaroids
¥11,000(税込)


1980年代ニューヨーク・イーストヴィレッジにてCinema of Transgression(シネマ・オブ・トランスグレッション)ムーヴメントを牽引し、扇情的で実験的な映画『The Right Side of My Brain』や『Fingered』で注目され、Sonic Youth(ソニック・ユース)の「Death Valley '69」、Marilyn Manson(マリリン・マンソン)の「Lunchbox」などのMVを監督、90年代に入りヌード写真を撮影し今なおその活動を続けるRichard Kern(リチャード・カーン)による作品集。

30年以上にわたり、人間性の複雑で、しばしば暗い側面を解き明かし、明らかにしようと努め、被写体、写真家、観客の間にある心理的な空間を主題としてきた彼の、様々なプロジェクトで撮影された200枚以上のポラロイド写真が収録されている。