夏のしつらえ -沖縄のうつわ-
2020.07.02
沖縄で長く親しまれているうつわ、「やちむん」と「琉球ガラス」。豊かな沖縄の環境で生まれた、おおらかさと優しさのあるうつわを夏のテーブルコーディネートに加えてみませんか?SALONが、さまざまな工房の中からこだわりや美しさに優れた窯元を訪れセレクトした、日々の生活に使い勝手のよいうつわをご紹介します。
壺屋焼陶眞窯
沖縄県恩納村で築窯、現在は読谷村座喜味に移窯。釉薬作りなどを昔ながらの方法で作り、壺屋焼(やちむん)の伝統を守り、伝え続ける「陶眞窯(とうしんがま)」。
沖縄独特の原料を使い、大胆な絵付けがされているので素朴な味わいが特徴的で、唐草を大胆に絵付けした壺屋の伝統的なスタイルの「染付け唐草」や、ブーゲンビリアで、シンプルかつ派手な加飾が魅力的な、器の白地に櫛目の青と赤絵の赤のコントラストが美しい「赤絵くし目」など、陶眞窯の人気シリーズをセレクトしました。
ノモ陶器
読谷村の自宅兼工房で、釉薬の調合から成形、仕上げ、焼き上がりまで、全ての工程で一人でこなす野本周さんが作る、やちむんのうつわです。
オーソドックスな形のものが中心で、日常使いにちょうどよい、ほどよくシンプルで飽きのこないデザイン。どこか自由でのびやかな表情をもつ 器たちは、毎日の食卓に彩りを加えてくれます。
匠工房
「オリジナルで独創性のある琉球ガラス」 にこだわる 吹きガラス「匠工房」。
沖縄生まれ、沖縄育ちの完成を生かし海と波をイメージしたデザイン、亜熱帯・沖縄に相応しいカラフルな色彩が特徴。体験型の施設として工房を運営するなど、琉球ガラスの魅力を伝える活動にも熱心に尽力しています。
インテリアを邪魔しないシンプルな作品から独創的なデザインが魅力の作品まで、涼しげな琉球ガラス。使い勝手もよく、色鮮やかさも魅力です。
清天
読谷村に工房をかまえるガラス工房「清天」。
清天で作られるガラスは、廃ビンなどを利用した「再生ガラス」を使い、適度な厚みや独特の透明感など再生ガラスの特徴を最大限に引き出すモノ作りを続けています。あたたかみがある質感やどこかレトロで懐かしい感じもありながら、品のある食卓を演出してくれるガラスウエアが揃います。