【リサイクルウール 】ADAM ET ROPÉとより善い未来
2022.11.11
私たちのつくるモノやコトが誰かのインスピレーションとなり、共鳴し合い、拡がり、 多様で心豊かな未来へとつながるように。
ADAM ET ROPÉでは今まで以上に、限りある資源をどのように循環させるかを考え、ものづくりに取り組んでいきます。
今回は世界中で注目されているリサイクルウールの「RESCWOOL®」と「MWool® 」をご紹介します。
「RESCWOOL®」を学ぶ
「RESCWOOL®」とは?
地球環境を守るサステナブルなものづくりをしていくために生まれた、リサイクルウール糸シリーズ「RESCWOOL®」。
ごく限られた国内の工場のウール100%の残反やくず糸のみを使用しているため、暖かくて、機能的で扱いやすく、後染めが可能なので綺麗な発色も楽しめます。
「RESCWOOL®」ができるまで
「RESCWOOL®」は国内最大の毛織物の産地、 尾州でつくられています。 愛知県一宮市を中心に、尾州に流れる木曽川がもたらす自然の恵み、肥沃な土地、豊かな水のもとで、人々の交流がうまれ、毛織物の技術と文化が発展しました。 ここでつくられる「尾州ウール」は全国シェアの70%以上を占めています。
安定したリサイクルと紡績技術によってつくられた、「RESCWOOL®」のリサイクルウール糸は、エコマークライセンス取得済みです。
「RESCWOOL®」の特徴
ウール繊維が持つ捲縮形状の弾力性のおかげで、シワになりにくい。
コートは着ている間だけでなく、脱いで持ち歩いたり着脱のシーンも多いので、さっと羽織ったときにシワが目立たないのは安心できるポイント。
「RESCWOOL®」を使ったアイテムはこちら
「MWool®」を学ぶ
「MWool®」とは?
イタリアのファブリックメーカーMANTECO社が開発した「MWool®」は原材料の優れた選択とテスト、巧みな処理、特許取得済みの耐久性処理により最高の品質基準を保証しています。
不要になった服や生地を主な原料としたサステナブルウールで、膨らみがあり軽くて暖かいのが特徴です。
「MWool®」ができるまで
染料を使用せずに色をつくる"Recype(レシピ)"は様々な繊維や色を混ぜ合わせ、リサイクルウールの色を作成することができる、化学薬品や染料を使用しない循環型のユニークな手法です。
GRS(Global Recycled Standard)認定を受けており、生産の各段階で材料と製品のリサイクル コンテンツを検証し、トレーサビリティと社会的および環境的基準の尊重を保証します。
「MWool®」が環境にもたらす影響
1年間の平均で回避できる定量的データ
・43,000KGの染料使用量
・35,000KGの化学物質使用量
・1,700万リットルの水の使用量
・温室効果ガスの排出量 72%減少
・水の消費量 83%減少
・電力消費量 58%減少
「MWool®」を使ったアイテムはこちら
LONG LIFE CLOTHING
簡単に洗えないウールコートのケア
普段の使用でにおいがついてしまった場合、入浴後の浴室にハンガーにかけて干すと、蒸気によって嫌な匂いが軽減します。
消臭スプレーもおすすめですが、シミになる素材もあるので、使用方法をよく読んでからお使いください。
ウール製品は優しくブラッシング
ウール製品は着たらその都度、やさしく毛の流れにそってブラッシングをし、ホコリを落とすことで永く愛用いただけます。
繊維が整うことで毛玉予防や、けば立ち防止になります。
ブラッシングHOW TO
衣類を平らな台に広げ、表面を下から上に、上から下に、 「1・2、 1・2 」のリズムでブラッシングしてください。 目に見えないホコリなどがよく取れ、艶が出ます。