【small talk】You own choice.
2022.07.27
「今日選んだものが未来を作る」
small talkは、「M(ムウ)」が発信するちょっとしたお話。例えばブランドの物語や物づくりの背景や関わる人々、私たちの身近なことから広く視野を広げていけるようにーー。
ファッションは、自分が選択したものの集合体だ。
「この服が素敵」、「これを買おう」と手にとって自分のものにした一着を、「こんな気分」、「予定/天候に合わせて」と選んで着替える。
そのひとつひとつに自分の選択があることを、私たちは普段あんまり考えないけれど、間違いなくその積み重ねが今日のファッションを作っている。
まだ”自分のスタイル”なんて良くわからない頃、セレクトショップと呼ばれるところに行ったら素敵なものとたくさん出会えた。夢みたいに素敵なドレスの隣に、コンバースのスニーカー。ヴィンテージのTシャツ、質の良いブラウス、クラシックなドレスシューズ……。
ファッションってなんて自由で、気持ちを高揚させてくれるものなんだろう!
そこには「身分相応」とか「女らしさ」とか「モテ服」なんて、どうでも良くなるような魅力があった。いや、本当はもともとどうでも良かったんだ。
いつの間にか透明で強力な枠にはめられて、その枠の中におさまるべきだと思っていた。偏見や古いしがらみを脱ぎ捨てて、自分の「好き」に正直になろう。正解もルールも、自分で作ればいい。
他人や社会が決めたジェンダーロールにとらわれないこと。日本のジェンダーギャップ指数は、世界146ヵ国中116位。「男は仕事、女は家庭」、「男はブルー、女はピンク」なんて固定概念や性別二元論も手放していこう。明日自分が手に取る服から、見えない壁を超えていこう。私は私として、好きな色をデザインを自由に着ていい。
気に入った服を長く着ること。日本では年間30億着の洋服が作られ、その半分にあたる15億着が捨てられている。ヴィンテージも誰かのおさがりも、トレンド以上にカッコいいものがたくさんある。今年買った服も、いつかヴィンテージになるまで大切に着よう。誰かの思いが込められた一着だと思うと、そう簡単に捨てられないはずだ。
みんなそれぞれが好きなファッションを楽しめるように、「M(ムウ)」はその一つの選択肢。自分の好きな選択を繰り返して、明日のファッションを楽しくしよう。
Edited by FIUME Inc.