LA LIGNE ROPÉ #直線からはじまるストーリー vol.6　児童養護施設から羽ばたく 姉妹へ成人式を贈るプロジェクト

LA LIGNE ROPÉ

#直線からはじまるストーリー vol.6
「いちご言祝ぎの杜」成人式のお祝いを贈るプロジェクト

みなさまにご支援いただいております一般社団法人「いちご言祝ぎの杜」は、コロナもようやく落ち着き成人式が各地で開催されるなか、今年成人を迎える妹さんと、去年は機会に巡り会えなかったお姉さんのお支度、記念撮影を行いました。

これまで日本の児童養護施設では、経済的に独立できないまま、高校卒業とともに自立を求められ、退所しなければならない「18歳の壁」がありました。
一部の施設では、子どもたちが退所後も安心して健全に過ごせるように、任意で継続的な支援の手を差し伸べてきましたが、18歳になったからと言って、保護者不在や貧困や虐待などの何らかの問題が解決されるわけもなく、進学や就職も困難な厳しい社会が待ち受けています。

昨年ようやく、改正児童福祉法が成立して、児童養護施設などで育つ若者の自立支援のため、原則18歳ー最長22歳となっている年齢制限が撤廃されることになり、一歩前進しました。

今回、ボランティアスタッフには、ファッションフォトグラファーの中川真人さん、ヘアメイク/スタイリングには橋本庸子さん、着付けには橋本奈緒美さんというスペシャリストの面々、そしてラリーニュロペから久保まゆみが参加しました。

フォトグラファーの中川さんは子ども食堂でも定期的に撮影会をされています。
橋本庸子さんはライフワークとして、子どものダンスのワークショップなど、奈緒美さんは女優さんはじめ老若男女の着付は数知れず…

若いおふたりとの「ファッション談義」や「推し活」話で盛り上がり、情報交換もあり、終始楽しい撮影会となりました。

今回、ラリーニュロペからは着物にも似合う「鬼灯バッグ」をおふたりにプレゼント。
どちらの色をコーディネイトするか、あれこれ悩んで・・・楽しい時間です。
お着物も自分たちで選んだり、髪型も写真を持参してくれたりと、ファッション感度の高い姉妹さんでした。

どんなに困難な中にいても、慶祝の機会は欠かせない人生儀礼だと思います。
自分が愛されていることを実感して「レジリエンス」を身に付けて素敵な大人になって欲しいと願っています。


新成人おめでとうございます!!
夢を抱いて大きく羽ばたいてくださいね!!応援しています。