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LA LIGNE ROPÉ 着物で贈る七五三の儀「イチゴイニシアチブ」の2022年 活動報告

2022.12.21

  • LA LIGNE ROPÉ
  • チャリティ

#直線からはじまるストーリー vol.5 
着物で贈るプロジェクト「イチゴイニシアチブ」の2022年 七五三の活動報告

みなさまよりご支援をいただいております「一般社団法人 いちご言祝ぎの杜」のボランティア活動。
今年も東京を中心に10施設の子どもたちに「お祝いを贈る」ことができました。
ここにご報告させていただくとともに、心より感謝申し上げます。

夏が終わるころ・・・
今年はどんな子どもたちかしら?
背格好や髪の長さは? 好きなことは?
性格や疾患、アレルギーは?
どんな着物が似合うかしら?

乳児院、児童養護施設だけでなく、母子支援シェルターで過ごす子どもたちは、守られた環境で大切に育てられています。
でも、施設の方から子どもたちの様子を細かくヒアリングすればするほど、逢える喜びとは裏腹に、抱えている個々の憂いに、ざわざわ・・・

昔は、乳幼児の死亡率は高く「7歳までは神の子」と崇められるほど、その無事と成長を心から喜び、感謝する人生儀礼が七五三です。
今は、医学が進歩しても別の理由で子どもが生き難い世の中になりました。
子どもたちに格差なく、誰ひとりとして取り残さないという気持ちで、今年もイチゴイニシアチブのメンバーと共に、七五三をお贈りしました。

お子さまひとりひとりに合わせて着物の丈や上げ、帯の幅など調整します。
七五三の着物にされている「肩上げ」は「子どもの証」であり、「これからまだまだ成長をする」という想いが込められています。

赤色の信仰文化より「紅」に祈りを込めて。
急にお顔が大人びます。

筥迫(はこせこ)は嗜みとして鏡や櫛、懐紙、お守りなどを収めて持ち歩いていた小物入れがそのルーツです。
お扇子は末広がりで将来の幸せを願います。

当日は、着物や小物を並べて子どもたちが自分で選ぶことを尊重します。

魔除け、招福などの願いを込めてお守りを帯に着けて。
懐剣(かいけん)は「自分の身は自分で守れるぐらい強くなってほしい」親心で帯に挿します。

何通りもある袴紐の結び方。紐の結び方は、十文字と一文字が代表的ですが、七五三は正礼装「十文字」とされています。

世界中のすべての子どもたちが健やかに成長しますように。

今年もたくさんの子どもたちの笑顔に出会うことができました。
施設の先生、職員のみなさま、活動を共にしたボランティアのメンバーに心より感謝いたします

みなさまよりご購入いただきました売上の一部をご寄付預かりましてありがとうございます。
今後もみなさまからのご支援を見えるかたちとして、定期的にご報告をさせていただき、さまざまに環境で育つ子どもたちの現状をお伝えする機会になりましたらと思います。



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statement「まっすぐに、しなやかに、美しく」

「ラリーニュ ロペ」は、時代に柔軟であり「SDGs」に関心の高い女性たちとともに社会活動を行います。
あらゆる理由でお祝いから遠ざかる子どもたちに「着物」で祝うプロジェクトチーム「イチゴイニシアチブ」の活動を応援。「着物」の文化と資源を循環させ、未来を担う子どもたちの育成のために、みなさまよりご購入いただきました売上の一部をその活動に寄付させていただいております。