
FIRST STEP -北原一希とOGUZ-
2021.02.15
誰にでも踏み出す“一歩目”がある
新たな道を歩み始めた、料理研究家 北原一希が着る
アダム エ ロぺの新定番【OGUZ】のジャケットスタイル特集

北原一希を表す最たる言葉ではないだろうか。
明るく大きな声、恵まれた体格、
そして屈託のない笑顔。
その生き生きとした立ち振る舞いに、
みな惹きつけられるのだろう。

あらためて写真見ると、若いなーって思いますけど。」
昔の写真を眺め、少し照れながら話す彼だが、
ファッション業界を経て、
23歳のときに料理の道へ進んだという。


自身のYOUTUBEチャンネル。
料理を軸にしながら、洋服の紹介も行っているが、
ひとたび食材の前に立てば、
スイッチが入るかのように顔つきが変わるのがわかった。
優しくも真剣な眼差しでキッチンに立つ姿には、
撮影陣も見入ってしまうほど。

ベトナム風のお好み焼きと称されることが多く、
意外と手軽に作れるのもポイントだ。
「自粛期間中でも、食べることは楽しいし、
せっかくならたくさんの人に伝えたいと思って、
Youtubeを始めました。
インスタグラムとかでもコメントいただいたりするんですけど、
すごくありがたい。
こういう状況なので、皆さんがどんな過ごし方をしているのかも
気になりますね。」
軽快に頬張りながら、感謝と興味を語るのも彼らしい。

先に少し触れた、ファッションから料理へ
踏み出すことになったきっかけを話してもらった。
「やっぱり母の存在が大きかったです。」
幼少期、北原氏がサプライズで振舞った料理、親子丼。
それを食べた母は、泣きながら「あんたは将来料理人になりなさい」と話したという。
片親であり、週に一度しか会えなかった母へ贈った思い出の一品。
そしてその母の言葉が、彼を“料理人”という職業へと導くことになる。
「ずっと心に残ってたんです。魔法の種みたいに。」

ノーカラー、テーラード、コーチ、ダブル。
今回北原氏が着用したOGUZのジャケットシリーズは
シーンを問わずリラックス・エレガント、どちらの印象も与え、
時代を問わずクローゼットに残したい「新定番」としてローンチした。
「ジャケットは昔から好きですし、
ジャケットを着て、人に会いたいと思う気持ちもより強くなってますね。
みんなでご飯を食べたり、招待した時に、
さらっと羽織ってたらやっぱりかっこいいじゃないですか。」

きっと皆さんもそうだと思います。
でも、誰かに会う可能性が少しでもあるなら、
きちんとしていたい。
マスクしていても意外とわかりますからね、人って(笑)。」
今回のコレクションを、
【誰かに会いたくなるジャケットたち】
と名付けてくれた。
先の不安や、ネガティブな思惑すら優しく包み込む、 彼らしい言葉選びに感じたポジティブマインドは、
これからもきっとたくさんの人を幸せにするのだろう。
北原一希とOGUZが、今新しい一歩を踏み出す。

PHOTOGRAPHER:YOSUKE EJIMA
HAIR/MAKE:NARUMI TSUKUBA
SPECIAL THANKS
@NOON