DESCRIPTION
1896年創業、老舗の日本毛織(NIKKE)の中でも海外のテキスタイル展にも毎年出展するニッケ生地の開発部の「創作工房」と協業し、昭和初期のアーカイブから復刻されたサバイバルクロスを、モード感のある色合いで制作しました。1960年代のキューバの街並みにインスパイアされた、懐かしくも新しいルックスが特徴です。
DETAIL
- ・26.0ミクロンの粗い原料をあえて使用
- ・特殊なハード加工でドライかつ反発感のあるタッチ
- ・高密度で打ち込まれたハリ感も特徴
この春のパンツのトレンドを作るのは、
こだわりの素材と、こなれたカラー。
4つのキーワード別に、春を感じる
2つのコーディネートを提案します。
リラックス感のある、
上品なシルエットも生かせば、
モードにもクラシックにも装える。
重厚なアウターを脱いだら、
スタイリングはパンツから。
Inspired by Cuba
in the 1960s,
“CUBA BEACH” series is
original archive.
1896年創業、老舗の日本毛織(NIKKE)の中でも海外のテキスタイル展にも毎年出展するニッケ生地の開発部の「創作工房」と協業し、昭和初期のアーカイブから復刻されたサバイバルクロスを、モード感のある色合いで制作しました。1960年代のキューバの街並みにインスパイアされた、懐かしくも新しいルックスが特徴です。
ユニフォームのようなヴィンテージ感のあるウールのタッチには、クラシックなデザインのマウンテンパーカを。春を匂わすグリーン、そしてフレンチが香るサックスブルーのシャツで、レトロな中にもフレッシュなテイストにまとめて。パンツは2タック入りで、すっきりとしたウエスト周りが特徴。タックインした際にミニマルな美しさを演出できます。
スラックス然としたワイドテーパードシルエットには、ラペル付きのジャケットを合わせたいムード。パンツと同じNIKKEの生地なら、セットアップ気分で着こなせます。鮮やかなニットを肩に巻いたり、中にトラッカージャケットを合わせたりと、’80年代のプレッピーを感じるティップスが、レンガ色のボトムスや、ジャケットの構築的なフォルムにマッチ。
Trendy colored denim with
a vintage look achieved by
special processing.
アダム エ ロペ定番のコットンUSAシリーズは、厳しい法の監視のもとに綿花業界全体で人にも地球環境にも配慮した、安全で持続可能なファブリック。糸にがもつ天然独特の粗野感が、生地に凹凸をつくり、まるでヴィンテージのような表面感を与えています。光触媒により、汗ジミが目立ちにくかったり、菌の増殖を抑えるカバロス加工で、コットンに多機能を含ませています。
Sustainable material made of
recycled polyester blended
with stretchy SOLOTEX.
海外のテキスタイル展にも毎年出展していてニッケ生地の開発部の拠点といえる「創作工房」と協業。米国ユニファイ社が開発した再生繊維ブランド、REPREVE(リプリーブ)は、使用済みのペットボトルなど、リサイクル素材を使用しました。また、通常のポリエステルに比べて使用エネルギーや水を大幅に削減し、環境に配慮しています。そこにストレッチ性を始め、7つの機能をもつSOLOTEX(ソロテックス)をミックス。快適な履き心地も備えた、サステナブルでテクニカルなファブリックです。バイバルクロスを、モード感のある色合いで制作。
とろみのあるリラックス感が特徴の2タック入りスラックスには、適度なゆとりが魅力の別注バブアーを合わせて。絶妙にワイドなフルレングスは、トップスを選ばずにコーディネート可能。中にもストライプシャツやブルゾンなど、着丈の異なるトップスをレイヤードし、縦の流れを作ることで、ボトムスのしなやかな品格を表現しています。
ウエストはゴムとストリングスのイージー仕様ながら、上品なドレープが作れるワイドパンツ。今年、トピック性の高いボタニカル柄のシャツと風合いあるカーディガンと、ナチュラルな質感でトップスを揃えて、リラックスした雰囲気を表現しました。素足にスリップオンという、抜け感のある足元もこなれたスタイルに不可欠なティップスです。
A trendy color for spring
that evokes a sense of
nature and relaxation.
天然の温もりや履き心地を与えるテクニカル素材がそろう中、春にかけてブラウンをリコメンドします。自然を感じさせるカラーは環境を意識する視覚効果にも繋がります。サステナブルがスタンダードの今、もっとも気軽にスタイルに取り入れたいカラーとして、定番人気のファブリックにラインナップしました。
モードな黒との合わせが主流だった近年とは異なり、今年のブラウンの着こなしは爽やかなトーン・オン・トーンや差し色使いが正解。小松マテーレのナイロンを使ったオフホワイトのアノラックに端正なストライプをのぞかせ、クリーンに仕上げています。3タックの存在感のあるウエスト周りが、ワタリから裾にかけて美しいドレープを演出。
ポリエステルにレーヨンなど異素材をミックスした、ストレッチ入りのスラックス。ショート丈のブルゾンで、ゆったりと流れるようなシルエットを目立たせて。シャツにVネックニットの礼儀正しいレイヤードに、裾を出したり、ネックからTシャツを出してラフさを表現。別注のコンバースなど、あえてのスニーカーでカジュアルダウンしました。
Photograph:Yuichi Sugita
Styling:Takeshi Toyoshima
Hair&Make-up:Yosuke Akizuki
Model:Gabrielle [the management]
Design:Toshiya Saito
Production:MANUSKRIPT