新しいキレイと出合うために。

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#直線からはじまるストーリー vol.4 『大阪くるみ乳児院』

2021.12.14

みなさまより応援をいただいている「イチゴイニシアチブ」(代表 市ヶ坪さゆりさん)の社会活動。
今年も多くの子どもたちに「お祝いを贈る」ことができました。
ここにご報告させていただくとともに、心より感謝申し上げます。

今回、社会福祉法人 大阪福祉事業財団「くるみ乳児院」の4人のお子さまに「七五三のお祝い」をイチゴイニシアチブのボランティアメンバーと「おめでとう」を届けてきました。

かわいい草履たちが出番を待っています。
今回、お祝いするのは2歳から3歳までの子どもたち4人。
「大阪くるみ乳児院」は2017年に開所し、今年で5年目を迎え、0歳から3歳未満のこどもたちが生活しています。
乳児院の子どもたちの境遇はそれぞれ。主に病気、母子、父子家庭、経済的な理由、そのほか緊急保護を要する場合などです。

施設内も見学させていただきました。
いつでも自宅に戻れるように、新しい家族に迎えられても困らないように、普通の家庭環境とまったく同じ作りになっています。
施設内には知育おもちゃが揃ったプレ保育室で保育園体験ができたり、病気やメンタルケアの看護室、親御さんの相談室もあり、充実した環境であたたかい雰囲気に包まれています。

すこし緊張した子どもたちと対面。イチゴイニシアチブに寄与された大切な着物やかわいい髪飾りを並べて、子どもたちに自ら選んでもらいます。

ひとりひとりの自主性、自発性を小さいときから育む「くるみ乳児院」の子育て方針。
子どもたちは個性は違えど、自分が好きなもの、選ぶものはみんな創造性豊か。緊張がすこしずつ和らいでいきます

支度が整い、勢ぞろいです。
着物はイチゴイニシアチブに全国から寄付いただいたり、今回参加したメンバーのお子さまの私物など、みんなの愛が込められています。
僭越ですが私たちファッションのプロフェッショナルなメンバーがお子さまに合うヘアメイク、スタイリングを施して一生に一度の記念写真をプレゼントします。

3歳では、七五三の由来「髪置きの儀」を行います。
平安時代は男女ともに生後7日目に頭髪を剃り、3歳頃までは坊主で育てるという風習がありました。 髪を清潔に保つことで病気予防、健康な新しい髪(芽生え)が生えてくるとの言い伝えから、3歳を迎える頃に「髪置きの儀」が行われていました。
日本の人生儀礼「七五三」はお祝いだけでなく、子どもの成長、健康や安全を祈願していただくのが習わしです。

神主さまから千歳飴をいただきました。

緊張が解けて、さあ、これから記念写真の撮影です。

小春日和に恵まれました。まだまだ小さい乳児ちゃんたちでしたが、カメラの前に立つとしっかりポーズを決めてくれました。
スタッフ一同、微笑ましくも感極まり一筋の涙が頬をつたいます。

今回、京都「甘春堂」さまとイチゴイニシアチブのコラボレーションでオリジナルの苺の薯蕷饅頭を子どもたちと施設の職員のみなさまに贈呈。
和菓子の美味しさ、日本の伝統、たくさんの愛も分かち合いました。

千歳飴と「甘春堂」からいただいたぽっくり型のお菓子の詰め合わせを握り締めてみんな嬉しそうです。


みなさまよりご購入いただきました売上の一部をご寄付預かりましてありがとうございます。
今後もみなさまからのご支援を見えるかたちとして、定期的にご報告をさせていただき、さまざまに環境で育つ子どもたちの現状をお伝えする機会になりましたらと思います。



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statement「まっすぐに、しなやかに、美しく」

「ラリーニュ ロペ」は、時代に柔軟であり「SDGs」に関心の高い女性たちとともに社会活動を行います。
あらゆる理由でお祝いから遠ざかる子どもたちに「着物」で祝うプロジェクトチーム「イチゴイニシアチブ」(代表 市ヶ坪さゆりさん)の活動を応援。「着物」の文化と資源を循環させ、未来を担う子どもたちの育成のために、みなさまよりご購入いただきました売上の一部をその活動に寄付させていただいております。